楽器問答と徒然日記

楽器と音楽制作のお話と日々の日記

【SM58問答】定番マイクSM58の特徴は?

練習スタジオを利用する方だったら全員知っていると思います!

SHURESM58
f:id:musicrelation:20191212120313p:plain
言わずと知れた超有名マイクです。
必ず練習スタジオにありますし、ライブハウスにもあるでしょう。
これを使用して歌った方も多いのではないでしょうか。

しかしSM58の特徴はと聞かれるとなかなか難しい。
存在自体が自然すぎてなかなか答えられないと思います。

実は僕もそうなんです。

この記事を書くのを良い機会としてSM58を勉強してみました!

SM58ダイナミックマイク

マイクにもいくつか種類があります。

ダイナミックマイクコンデンサーマイク・リボン

SM58ダイナミックマイクという部類に入ります。
簡単に説明すると電源を必要とせず耐久性に優れているのが特徴です。

音質としてはコンデンサーよりも感度が弱く特に高音域はコンデンサーマイクのほうが綺麗に聞こえます。

ではSM58が選ばれる理由とは

コンデンサーマイクのほうが音が良いのにライブでSM58が使われる理由それは

耐久性です!!

仮にコンデンサーマイクをライブで使用したら
すぐ壊れてしまうと思います。

なのでコンデンサーマイクはレコーディングで使用されることが多いんです。

それに比べるとSM58はものすごい耐久性です!

僕も見たことがありますが

いくら落としても

壊れない!!!

ベコベコにへこんだマイクでもしっかり音が出るわけですから
耐久性には相当なものがあります。

マイクを製造しているSHUREでは耐久性を測る落下実験をしているようなので
圧倒的な耐久性を持つのもうなずけます。

ボーカルようにチューニングされたサウンド

指向性

まず指向性ですが単一指向性です。
これは一定方向からしか音が入らない仕組みになっているので
ハウリングに強くなっています。

いろんなところから音が入ってしまうと
ハウリングが起こりライブでは使いものになりません。

チューニングがすごい!

近接効果という言葉があります。
これはマイク業界では非常に重要な言葉になります。

近接効果とはマイクに近づくほどに

低音が強調されること

を言います。

ですからマイクに近づきすぎて歌うと
低音が強調されすぎてモヤモヤした輪郭がはっきりしない音になります。

SM58は近接効果の低音をカットするような作りなっていますので
マイクと近づけて歌っても輪郭がしっかりした音がキープされます。

音自体も中域の音が綺麗に鳴るので音の抜けも良いですね。

たまたまあるマイクメーカの方と話す機会があったのですが
その方は

SM58はうまく近接効果を使っている

との言葉が印象的でした。

近接効果で出てしまう低音を切るだけでなく、音作りにも利用しているようです。

まとめ

やはり定番と言われる理由がありました。

SM58の耐久性のすごさは本当にびっくりしてしまうくらいです。
音についても細かいところまでチューチングしてあり、ライブで使われる理由には納得ですね!

これからお世話になる方も多いSM58

耐久性があるからといっても雑には使わないでくださいね!