楽器問答と徒然日記

楽器と音楽制作のお話と日々の日記

【ミックス問答①】一体楽曲のミックスはどうやってやるの?

年末に近づいてきてせわしなくなってきましたね!

皆さん楽曲制作していますか?
僕相変わらずパソコンの前に向かって曲を作っています。

今回のテーマは商品というよりも楽曲のミックスの仕方です。
曲はできたけどミックスがいまいち分からないという方いらっしゃると思います。

僕もじつはそうでした。
ミックスはDAWのミキサーのコンソールを使って行うのですが
いろいろパラメータがあって混乱してしまいます。

では始めていきます!

まずは録音をしっかりしましょう!

打ち込みで曲を作っている方、録音主体の方などいろいろなパターンで曲作りをされていると思いますが
まずはボーカルやギターの録音もある前提で話をすすめていきます。

打ち込みの方は飛ばしてオッケーです。

もっともいい状態で録音するには

まずは録音をしっかりすることが大前提になってきます。
もとの素材がいまいちでもミックスでなんとかなる!

なりません!

正直1番大事かもしれません。

では具体的にどうすればよいのでしょうか。

ピークを超えない!

録音をする時に波形がつぶれてしまったり、
インターフェースのピークが点灯している場合は

ピークを超えています

これはデジタル録音の世界だと音が割れてしまっていますので使えません。

ピークギリギリまで入力をもっていく

では入力を下げればいいのかというとそうでもないんです。

いい音で録音するためにはピークギリギリまで入力をあげることです。
なのでもその楽曲でもっとも大きい音をだしてピークがつかない程度まで
入力をあげましょう。

そうすると良い音で録音できるはずです。

音量のバランスは引き算!

こういう経験ありませんか。

楽曲のボーカルが音量が小さいから
フェーダーをあげる。

そうすると他のトラックが聞こえなくなってそのトラックもあげる

それを繰り返していったら

全てのトラックのボリュームが上がっていた!

これが最初の落とし穴だと思います。

際立たせたいトラックがあったらまわりの楽器を下げる!

仮にボーカルを際立たせたい場合はどうするのかというと

音量を上げるのを我慢して

他のトラックを下げましょう!
そうすることで全体のバランスがしっかり取れてくると思います。

つまり足すことよりも引くことが大切なのです!

ミックスは引き算です!

まとめ

今回はここまでです。
ミックスは奥が深くて人によっていろいろな方法があります。
ある意味個人様式みたいな世界なんです。

しかし

僕自身、いろいろなクリエーターから話を聞く機会があって
上記内容はほとんどの方が共通しておっしゃっていました。

次回はより詳しくプラグインを使用して話していきますね!!

【Neutron3問答】ミックスが圧倒的に楽になる魔法のソフトiZotope Neutron3のすごさとは

音楽作るのってたのしいですねー!

僕も日々作っています。メロディを考えたり、コードワークを工夫したりと
たくさんのことを考えるのですが楽しいです!

でも考えることが多すぎて

もっと時間が欲しい

と思うことも事実です。

特に時間を取られるのがミックスです。
音のバランスを調整することがミックスですが

なんとか時間を短縮できないものか

と思っていました。

このミックスの作業を楽にしてくれるソフトがあるんですよ!

その名もNeutron3
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これはめちゃくちゃ便利ですよ!

Neutron3の特徴とは?

まずミックスという作業ですが何をするのかというと
音量のバランスを整える、イコライザーで音質を調節して音域のかぶりをなくしていくなど
を言います。

DAWの画面を見て、ミックスをしていくのですが
これが大変なんです。

ではNeutron3はどうなのかというと

AIが自動でやってくれるのです

きましたねAI。

音楽制作の現場にもここ最近AIが導入されてきているのです!

Neutron3はその先駆けと言って良いでしょう。

まず何ができるのかというと
各トラックをを楽器や歌などそれぞれの最適な状態にしてくれるのです。

つまりイコライザーなどの設定をこれまでAIが学習したミックスの知識を使って
最適化してくれます。

苦労していたことがあっというまにできてしまうわけなんです。

全体のバランスも調整できる!

Neutron3から革命的な機能が加わりました!
なんと全体のミックスの調整までもできてしまうのです。

個々のトラックについては前述しましたが
全体のバランスを一気に整えることができるのです。

何をするのかというと

何をフォーカスしてミックスするのかを決める(ギターやボーカルなど)

それをNeutron3に指定してあげます。

そして次は

曲を丸ごと聴かせる!

これがすごいですね!

曲を聴いたNeutron3が自動でバランスをとってくれるのです。
今まで悩みながらやっていたことが時間をかけずにできてしまう。

すごい時代になりました。

まとめ

曲を作るときはやはりメロディやコードワーク。アレンジに時間をかけたいですね。
ミックスももちろん大事ですが骨格がしっかりしていと曲になりません。

Neutron3はミックスをAIが行うことによって
曲作りの骨格を作る時間を今までより増やしてくれるソフトです。

やはり自分でやらないと納得できないという方もいると思いますが
最終的な微調整は自分でやってそれまではまかせるという使い方もできるわけです。

実際使用してみると、自分のミックスよりうまいんじゃないかという箇所も
かなりありました。

ミックスにお困りの方やミックスに時間がかかる方には導入をおすすめします!!

【MPM1000U問答】簡単に配信を始めることができるマイクMPM1000Uとは?

やはり時代は配信なのでしょうか?

僕の周りの人間もいつの間にかYoutubeを始めていたりして
時代が変わっている感じがします。

そうなると配信をする上で映像と音のクオリティはしっかり考えないといけないところですね!
でもいい機材になると出費がかさんでしまいます。

実はいい音で配信できる機材があるんです。
特に音楽系の配信をしたい方にはピッタリですよ!!
そして接続もものすごく簡単です。
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今回はマランツのMPM1000Uをご紹介していきたいと思います!

マランツのMPM1000Uの特徴をまとめてみました!

まずMPM1000Uの特徴から始めていきます。
このマイクの種類ですがコンデンサーマイクという部類に入ります。

コンデンサーマイクは高音域がものすごく綺麗に録音できるマイクです。
通常イメージするのはダイナミックマイクと言いますが音質がじつは
コンデンサーマイクより落ちるんです。

また接続にも注目ですよ!こちらは直接パソコンにつなげることが
できるんです!

通常だとオーディオインターフェースを間にいれて使用するのが
一般的ですがこちらは直接で大丈夫です!!

またiPhoneiPadともつなげることができるのですが
Apple社製のUSBカメラアダプターなどが必要となるので注意が必要です。
でもこれだけ簡単な機材でハイクオリティな音で配信できるわけですから良いですね。

付属品などはどう?

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付属品は本体・USBケーブル・専用のマイクホルダーが付いてきます。
マイクスタンドは付属しないので同時に購入することをおすすめします。

理想としてはポップガードがあるとノイズも入らず配信ができますね。

まとめ

これほどの機材が1万以内で買えるとは正直びっくりしてしまいます。
僕も実際に音を聞いたことがありますがびっくりするくらいいい音でした。

いくら配信の内容がよくても、演奏や歌がうまくても最終的な音に問題があると
聴き手は萎えてしまいます。

まずは現状どんなマイクで配信しているのか確認しましょう!
MPM-1000Uだったら満足した音で配信できるはずです。

価格的にもそこまで負担もかからない機材なので
配信を始めたい方、今の音質に満足できない方にはオススメできます!

【FG830問答】アコースティックギターを初めて購入される方におすすめ!YAMAHA FG830の特徴は?

初めて自分の楽器を購入する時ってドキドキしますよね。

僕は高校生の時にシンセを購入したのですがその時の光景は
今でも鮮明に覚えています。

中学生や高校生が楽器を始めるとなると
最近だとアコースティックギターが多いと聞きます。

でも楽器屋さんへ行くとたくさん楽器が並んでいて
どれを選べばいいのか悩んでしまいます。

今回は始めてアコギを始めるんだったらこれ!!

YAMAHAのFG830をご紹介していきます。

ドレッドノートサイズのFG830

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ドレッドノート

これはギターを選ぶ上でかなり大事になるので知っておくと良いこ言葉です。

基本的にアコースティックギターは2種類に分かれます。

ドレッドノートタイプフォークタイプがあります
ドレッドノートの方がサイズが大きく、音量がでるイメージですね。

材質にも注目

メーカーサイトを見ると

表板がスプルース単板
側板と裏板がローズウッド合板

となっています。

単板というのは文字通り1枚板のことです。
合板は薄いベニヤを複数枚重ねたになります。

アコースティックギターは木材が振動して音が鳴る楽器です。
当然1枚板である単板の方が音が鳴りやすいです。

なので高い楽器になるとオール単板いう使用のものがほとんどです。

FG830に話を戻すと表板が単板です。これが非常に大きいです。
音に深みが出て、クリアなサウンドになります。

また合板ですがローズウッドを採用しているので
中音域が良くでて音の抜けが良いですね!

ネックが持ちやすい!

女性の方には嬉しいですね!

ネックというのは手で握る部分になります。
個人的な感想ですが、YAMAHAアコースティックギターというと
ネックが比較的太いなというイメージがあったんです。

実際に触ってみると手が小さい(ほとんど女性の手と変わらない大きさです)僕でも
すんなりと持つことができました。

コードもしっかり押さえることができてストレスはかからないですね!

ケースも付属してます

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今販売されているアコースティックギターにはほとんど
ケースが付属しています。

FG830も付属していますがしっかりしたケースなんですよ!
この価格帯では文句のつけようがないほどしっかりとしたケースです!

まとめ

楽器を始める時最初は安いのからという考えも一つあると思います。
FG830より安いギターは正直たくさんあります。

でも音が全然違うんです。
練習していてモチベーションを上げるにははやはりいい楽器で練習することだと思います。

私自身も楽器店で販売員の時に安いギターを買って
後になってやはりいいギターの方が良かったですとギターを買い直しした方
を結構見てきました。

最初だからこそしっかりしたもの具体的な金額をあげると3万円以上のものを選べばまず間違いないと思います。

【SM58問答】定番マイクSM58の特徴は?

練習スタジオを利用する方だったら全員知っていると思います!

SHURESM58
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言わずと知れた超有名マイクです。
必ず練習スタジオにありますし、ライブハウスにもあるでしょう。
これを使用して歌った方も多いのではないでしょうか。

しかしSM58の特徴はと聞かれるとなかなか難しい。
存在自体が自然すぎてなかなか答えられないと思います。

実は僕もそうなんです。

この記事を書くのを良い機会としてSM58を勉強してみました!

SM58ダイナミックマイク

マイクにもいくつか種類があります。

ダイナミックマイクコンデンサーマイク・リボン

SM58ダイナミックマイクという部類に入ります。
簡単に説明すると電源を必要とせず耐久性に優れているのが特徴です。

音質としてはコンデンサーよりも感度が弱く特に高音域はコンデンサーマイクのほうが綺麗に聞こえます。

ではSM58が選ばれる理由とは

コンデンサーマイクのほうが音が良いのにライブでSM58が使われる理由それは

耐久性です!!

仮にコンデンサーマイクをライブで使用したら
すぐ壊れてしまうと思います。

なのでコンデンサーマイクはレコーディングで使用されることが多いんです。

それに比べるとSM58はものすごい耐久性です!

僕も見たことがありますが

いくら落としても

壊れない!!!

ベコベコにへこんだマイクでもしっかり音が出るわけですから
耐久性には相当なものがあります。

マイクを製造しているSHUREでは耐久性を測る落下実験をしているようなので
圧倒的な耐久性を持つのもうなずけます。

ボーカルようにチューニングされたサウンド

指向性

まず指向性ですが単一指向性です。
これは一定方向からしか音が入らない仕組みになっているので
ハウリングに強くなっています。

いろんなところから音が入ってしまうと
ハウリングが起こりライブでは使いものになりません。

チューニングがすごい!

近接効果という言葉があります。
これはマイク業界では非常に重要な言葉になります。

近接効果とはマイクに近づくほどに

低音が強調されること

を言います。

ですからマイクに近づきすぎて歌うと
低音が強調されすぎてモヤモヤした輪郭がはっきりしない音になります。

SM58は近接効果の低音をカットするような作りなっていますので
マイクと近づけて歌っても輪郭がしっかりした音がキープされます。

音自体も中域の音が綺麗に鳴るので音の抜けも良いですね。

たまたまあるマイクメーカの方と話す機会があったのですが
その方は

SM58はうまく近接効果を使っている

との言葉が印象的でした。

近接効果で出てしまう低音を切るだけでなく、音作りにも利用しているようです。

まとめ

やはり定番と言われる理由がありました。

SM58の耐久性のすごさは本当にびっくりしてしまうくらいです。
音についても細かいところまでチューチングしてあり、ライブで使われる理由には納得ですね!

これからお世話になる方も多いSM58

耐久性があるからといっても雑には使わないでくださいね!

【CD-VT2問答】練習もはかどる!ボーカルトレーナーCD-VT2の特徴は?

普段ボーカルの練習する時はどうしていますか?

僕が普段見かけるのは練習スタジオやカラオケに行って練習している方が多いですね。
でも1人で練習していると気持ちが落ちてきますよね。

特に防音がしっかりしたところだと圧迫感があって。

ボーカルや管楽器の練習をはかどらせたい!という方のために
良い機材があるんです!!
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それはCD-VT2です!!

これはなかなかの優れものでいろいろな機能が搭載されています。
見た目はCDを入れて再生する機材にしか見えませんがすごいんです!
練習がはかどる機能がたくさん入ってます
ではご紹介していきますね!!

曲の速度を変えることができる!

例えばこんなことありませんか?
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演奏が早すぎて何を言っているのか分からない
僕も曲のコピーをするときに早すぎてどんなフレーズが鳴っているのか
分からないこと結構経験しました。

CD-VT2は曲のテンポを変えることができるのでじっくり聴き込むことができるんです。

曲のテンポを変えると実は音程まで変わってしますのですが
CD-VT2は特殊な技術により音程を変えることなくテンポを変えることができるのです。

これは曲のコピーには本当に役立つ機能だと思います。

キーを変えることができる!

カラオケで歌の練習をするときの利点としては
キーを変えることができることですね!

キーを変えないで無理に高い声を出していると
のどを痛めかねません。

キー変えること自宅でできたらいいなと思ったことありません?

CD-VT2ならできるんですよ!!
これでカラオケに行かなくてもキーを変えて練習することができるんです。

あとすごいのは1セント単位で音程を変えてチューニングすることができるので
音に厳しいバイオリンなどの弦楽器奏者の練習に使うことができます。

センターキャンセル機能も搭載!

自分で歌いたい曲のカラオケがない!ということ
経験にありませんか?

僕はあります。

CD-VT2はセンターキャンセル機能があるので
ボーカルを消すことができるんです。
ただ完全に消えるわけではないので注意が必要です。

あくまでも練習に使用できるおいうレベルなので
演奏会などには使えません。

でもカラオケがない曲の練習には最適な機能だと思いますよ!

まとめ

いかに練習をテンション上げて継続していくことが
歌や楽器の上達につながっていきます。

CD-VT2は練習をより楽しくできる機材です。
例えば気分を変えて別なキーで歌ってみることもできますし
センターキャンセル機能を使えばマニアックな曲のカラオケも出来てしまいます!

また、機材の名前がボーカルトレーナーとなっていますが
管楽器や弦楽器にも使用することができます。
音域が歌といていますから。

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【VT−4問答】単純に触って面白い機材VTー4!

いやー面白いRolandのVTー4!

ずっと在庫切れしていたみたですがやっとさわれました。
配信をする方に大人気で1年近くも手に入らなかった人もいるくらいですから。
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VTー4これは何の機材かというと

声を変えることができる機材なんです

なので生配信の際にこれを使うと面白い効果を出すことができます!

では実際見ていきましょう!!

VTー4どんな声が出せるの?

まず声をリアルタイムに変化させるということはすごい技術なんだということを
お伝えしたいです!

昔だと声を加工すると遅延が発生したりノイズが出てしまったりしていました。
ですがVTー4はそれがありません!
つまみを回すだけで声を瞬時に加工することができるんです。

どんな声ができるかというと

テレビでよく聞くような野太い音や可愛らしい高い音まで加工することができます。
これが本当に楽しくて小一時間遊んでしまいました笑
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使い方はフォルマントと言うスライダーがあるんですがこれを動かすことで
男性的な声か女性の声かかえられるん。
思いっきり男性的な声にすると悪い人の声になりますよ笑

ロボットやメガフォンを通した声はボタンがあるのでそれを押せば
すぐ出てきます!

たしかにこれは配信で使ったら面白いですね!

ピッチ補正も可能!

ピッチ補正これも難しい技術です。昔だと録音した後にPC・専用のソフトを使って
直していましたがVTー4は曲のキーを設定すれば瞬時に歌声を正しい音程に直してくれます。

極端なことをいうとキーを直すだけでなく設定によってはロボットのような声も作ることができるんです。
俗にゆうケロケロボイスですね。
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こちらも使い方は簡単でKEYつまみで調を設定して
AUTO PITCHつまみでどれくらい補正するかを決めます。
補正量をうまく調節すると音程がずれていても自然に直してくれます。
ちなみに最大にするとさっき言ったケロケロボイスが作れます。

その他の機能も満載!

やはり配信するときリバーブは必要になりますよね!
もちろんVTー4にはリバーブが搭載されていて、つまみを回すだけで
残響をコントロールすることができます。

また、ハーモニーボタンも付いていて
自動的にハモリも作成してくれるんです!

まとめ

やはりVTー4は面白かった!とにかくこちらはぜひ試してみて欲しい機材です。
声が変わるというのはこんなに面白いものなのかと思いますよ!

今は楽器屋さんでもやっと在庫が安定供給されて試すことができますから
一度ふれてみてはいかがでしょうか。